1.携帯回線の発展
1G→2G→3G( 現在、主流となっている通信方式。)→LTE(2Ghz以上の
周波数を利用し、3Gより高効率(高速)の通信方式。)
日本では、現在、3G ⇒LTEへ移行中
2.携帯回線とインターネットの関わり
①携帯回線の基本は通話機能。電話会社(無線・有線)のネットワークは相互に
接続。⇒テレフォン・ネット:
インターネットとは別のネットワーク
②2G 以降の携帯回線は、通話機能に加えて、インターネットへの接続機能
アクセスライン)を持つようになった
⇒
通話機能と通信機能
③3G以降、携帯回線のインターネット接続機能の発展は目覚ましいものがあり、
有線接続機能と並行して、アクセスラインの主役のひとつになって来ている。
後述: 3G/LTE 接続・ WiFi 接続)
④携帯電話会社(キャリア)は自前の回線網をもつ MNP: MobileNetwork Operator
MNPより携帯回線使用権を卸売りの形で購入して、ユーザーに小売りしているのが
MVNO : Mobile Virtual Network Operator ( IIJ, So-Net , OCN, B-Mobile
など)
MVNO は、ドコモショップのような対面サポートを欠くが、客販価は、キャリア
(MNO)の半額程度に設定されていて、最近、シェアーを伸ばしている。
⑤従来、MNPよりMVNO へ卸売りの対象は通信機能のみであったが、
050plusなどいわゆる『IP電話』の登場で、通信機能を使っての通話が可能になっ
て来ていて、MVNO伸長の一つの要因となって来ている。
3.3G/LTEとWIFI について
3G/LTE とWIFI
1.WiFi(Wireless Fidelity)とは、有線のインターネット端末に無線の
アクセスポイント
を取り付けて、スマートフォン等、無線子機を持つ機器より
インターネットへの接続を可能とする
システムの呼称。WiFiの接続可能範囲は、アクセスポイントより、見通し100m
以内と言われているが、汎用されているのは同一家屋の同一フロア。
但し、木造家屋では1F/2F間の接続も可能なケースも多い。
2.スマートフォンは、3G/LTE 接続、WiFi接続 双方の子機機能を持ち、
デフォルトでは WiFi機能はオフ、3G/LTE機能がオン。双方の機能をオンにすると
なる。WiFi接続が可能な エリアではWiFiが優先し、その他のエリアでは3G/LTE接
続となる。 3G/LTE接続にはSIMカード(MNO 或いはMVNOより供与)が必要。
3G/LTE機能オフ、或いは、SIMカード未挿入の環境では、WiFI接続のみ利用可能。
3.スマートフォンは、3G/LTE, WiFi 双方の子機機能を持つが、パソコンは、
通常
WiFI のみ。タブレットは機種により、3G/LTE, WiFi 双方の子機機能を持つ
ものとWiFiのみのものがある。
4.現在通常の家庭では、有線端末(光ルーターなど)に加えて、3G/LTE接続が
可能な スマートフォンなどを持つ形が殆どだが、3G/LTEルーターを取り付け
て3G/LTEに 一本化することも可能。
Ⅱ.携帯電話(ガラケー)とスマートフォンについて
1.携帯電話(ガラケー)は電話機を小型化してメール、インターネット接続などの
機能を追加した端末。
スマートフォンは、インターネット やメール、地図、動画・音楽再生といった
パソコンの機能性をベースに、通話機能を追加したような端末
2.スマホの特徴は、「インターネット」「メール」「拡張性」の3点。
インターネット、メールがパソコンに近い感覚で利用出来る他に、
アプリの追加(Play Store, App Store 等から)が自由に出来る。
*自分流にカスタマイズが可能。
3.ラクラクスマホは、拡張性がドコモが提供するアプリに限定される。
画面が見易く工夫されていて、タッチ⇔プレスの選択が可能など シニア向けに
特化している。
拡張性を限定する対価として、 利用料が安価に設定されている。
ガラケーとスマホの中間かな?
Ⅲ 便利な機能「LINE」
インターネット回線を使うので電話もメールも無料の便利な機能である。
LINEアプリのダウンロード
AndroidスマホはGoogle playから入手する。
IphoneはAPP storeより入手する。
LINEの初期設定
手順
①アプリを起動すると、新規登録の画面が出てくる。
ここで「プッシュ通知」送信の許可を求められるが、プッシュ通知の受信は
「設定」→「通知」→「LINE」から、いつでも変更できるのでここでしなくて
も良い。②通話可能な携帯電話番号を入力→③同意して番号認証(利用規約)
→④「認証の為のSMSを送ります」が表示されるので電話番号確認して「確
認」ボタンをタップ→⑤自分の携帯電話のメールに「認証番号」が送られて
くる。→⑥その番号をLINE画面に入力→⑦「友達追加設定」して「lLINE」を
使うようにする。→⑧名前を登録(本命orニックネーム)プロフィールには
画像、写真も登録可能→⑨メールアドレスの登録((Gmailで登録する)
アドレスを登録しておけば、端末や電話番号を変えてもアカウントの情報を引
き継ぐことができる。
*「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」は初期状態では両方オンに
なっているが、安全面に配慮して両方オフにしておくのが良いだろう。
LINEサイドもオフを推奨し、いきなり知らない人とつながらないよう注意を
呼びかけている。
プロフィールの設定
LINEを起動し、画面下のメニューにある「その他」→「設定」→「プロ
フィール」とタップする。画像と名前の登録も可能
メッセージを表示する「ひとこと」や他のユーザーを認識するための「ID」
などを入力する。
画像は「編集」をタップしてカメラで撮影するか、カメラロールの中にある
画像から選択する。
「友だち」の追加
1. アドレス帳に登録されている人は、設定次第で自動で友だちに追加される。
2. IDで検索 (ID設定が必要)
IDは「その他」→「設定」→「プロフィール」→「ID」から作れる
IDの検索は、「友だち」→「友だち追加/追加マーク」→「ID検索」から行う
*IDの検索は許可するかどうかを設定できるので、知らない人にIDを
探してほしくない場合は許可をオフにしておくこと。
但しアドレス帳に登録されている人からも同様に検索されなくなる。
3. 目の前の“友だち”とは「QRコード」か「ふるふる」で追加
LINEユーザー同士がスマホを持って実際に会えるなら、
「QRコード」と「ふるふる」を使うのが簡単。
「QRコード」はID検索と同じメニュー画面の左から2番目に、QRコードという
ボタンが表示される。タップすると読み取り画面になり、
右下の「QRコード表示」をタップすると、自分のQRコードが表示される。
これを相手のLINEアプリで読み取ってもらえれば、友だちの登録は終了。
「ふるふる」は、「友だち追加」のメニューで左から3番目に表示される。
「隣にいる友だちと一緒に端末をふって下さい」という表示が出たら、
指示どおりに軽く端末を振ろう。こちらも近くにいる複数人でつながる
ときに便利だ。この機能を使うには、位置情報機能をオンにしておく
必要がある。LINEサイドによると「詳しい仕様については非公開」ということ
だった。友だちが見つかったら、チェックマークを入れて画面下の「追加」
をタッブ。これで友だち追加は完了。
4. 知らない人からのメッセージは「ブロック」する
知らない人、連絡を取りたくない人がいる場合は「ブロック」しよう。
ブロックするには、Iphoneでは友だち一覧に表示されている友だちを
タッチし、左右にスライド(スワイプ)させて「ブロック」を押す。
Androidsスマホでは、友だち一覧で友だちを長押しすると「ブロック」の
メニューが出てくる。
元に戻したい場合は、「設定」→「プライバシー管理」のブロックリストで
解除すればよい。
「LINEスタンプ」を使う
かんたんに相手とのコミュニケーションがとれるので、
絵文字やデコメ以上の装飾であり気持ちを的確に表すことができる。
表現が豊富になるので、文字の入力が面倒な人にはおすすめです。
LINEスタンプは、絵文字や顔文字とは違うので、メッセージと一緒に
表示させることはできず、個別での表示になります。
LINEスタンプを使用する時は、メッセージの前後に入れるというのが
ポイントとなります。
LINEスタンプを送るためには、まずトークのメッセージ送信画面を開き、
その時に表示される顔のアイコンをタップします。
使い方
トーク画面→スタンプの選択画面→トークのメッセージ送信画面から
顔のアイコンを押す。→使用したいスタンプを選ぶ→スタンプを押して
入力したいスタンプを選んでスタンプを押す。→スタンプが表示される
※絵文字と違いスタンプを押すと即相手に送信されます。
* LINEはうまく使えば無料で便利な機能ですので、親しい友人や
実際に会った事がある人と楽しむのが安全、安心です。
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あとがき
参加者の半数は既にスマホを使っておられ,タッチ操作には問題ないものの
逆にプレスでの入力に苦労されました。
多数の方が入力に手間取り、結局登録出来た人は数人でした。
登録できた人はLINEでメッセージをやりとりしました。
協力:『富士通製・ドコモ・F-12D』を20台、シニア情報生活アドバイザー
事務局のご斡旋で、富士通から無料で借用しました。
<記 すみれ>