2012年9月11日火曜日

神戸メロウサロン:ステンドグラス風イラストの作成

開催日時  平成24年9月10日 午後1時から4時半

開催場所  西宮市民センター 1階会議室

出  席  者  講  師  らくさん
        参加者  すみれ、シマ、たかきみ、ひろろ、アイ、こっこ亭、みなちゃん、しんちゃん、
               Roko、ダニカ、チャッピー、hiro、金魚、NAGON、なずな、レールシテイ、
                                               (計17名)
学習項目  AzPainter2 で「ステンドグラス風イラスト」の作成

学習内容
        写真の輪郭を線で囲い、更に適当に分割し、ステンドのように色彩をつけます。
        ポイントは、この色彩部分をすりガラス風に、線を立体化することで、ステンドグラス
        風に仕上げることです。

     1.AzPainter2 の起動ソフトを立ち上げ、準備設定します。
       上段の「ファイル」を開き、「環境設定」で800X600に変更し、一旦閉じて再起動で
       ソフトを立ち上げます。

     2.写真に太い枠線をつけます。
       ①「ファイル」から「開く」で配布の”コアラ”の原画を開きます。
       ②ファイルの「サイズ」から「サイズの拡大縮小」で、写真サイズを横800に指定します
       ③元画像の上に「新規レイヤ」を作成し、Wクリックでレイヤ名を「線」と変更します。
       ④「鉛筆ツール」を選択し、サイズを8で、描画色を黒で、「ファイル」⇒「描画」⇒「枠線」
         をクリックし、写真に黒の枠線をつけます。

     3.コアラと木に線画を付けます。
       ①ツールウインドーの「鉛筆」をクリックし、更に「連続直線」をクリックして、コアラと木
        の被写体の輪郭をサイズ8でトレースして囲います。
       ②内部はサイズ5で適当に分割線を引きます。

   
     4.他の部分にもサイズ5で、ツールの「スプライン曲線」も交えて、適当にステンドグラス
                  風に分割の曲線を引きます。

     5.「ファイル」⇒「色操作」⇒「描画色以外を透明に」をクリックすると、線だけの画像になり
       ました。次のようになりました。

                            問題なければ、元画像レイヤを削除します。
    
     
     6.色彩が「ガラス風」の質感になるように設定します。
       ①「線レイヤ」を複製して、「非表示」にします。
         (非表示は小さい「青四角」をクリックすると、X印に変わります)
       ②新規レイヤを作成、「ガラス」名に変更し、「線」と「線複製」の間に移動します。
       ③ガラスレイヤは選択で、描画色は白を選び、バケツの「塗りつぶし」を選択し
         画面上でクリックすると、白で塗りつぶされました。
       ④「フイルタ」⇒「ノイズ」の量を50で実行します。
         「フイルタ」⇒「ぼかし」⇒「レンズぼかし」の強さを 1 で実行します。
       
       ⑤「フイルタ」⇒「エンボス」で強さを6で実行します。
         ③の白い画面がガラス風の凸凹に変わりました。
       ⑥「フイルタ」⇒「カラー」⇒「ネガポジ反転」をクリックします。
       ⑦「ガラスレイヤ」の合成モードの「通常」横の▼をクリックし、「加算」にします。
         次のように、5の線画の地肌に網目模様が付きました。

     7.先ずコアラと止まり木に色をつけます。
       ①描画色を茶系統で濃淡を付けて、「塗りつぶし」で適当に色をつけます。
       ②ガラスレイヤが「加算」ですので、色合いがすりガラスのようになっています。


     8.周辺の部分もすべて適当に色を付けます。

     9.レイヤの結合を行います。
       ①ガラスレイヤを選択したままで、「レイヤ」⇒「下のレイヤと結合」をクリックし、
         名前を「ステンドグラス」に変更します。

    10.光が差し込んでいる状態を作ります。
       ①新規レイヤを作成し、「光」の名前にして、「線複製」と「ステンドグラス」を間におき
         ます
       ②光レイヤの合成モードを「ソフトライト」にし、「描画色」を白、「背景色」を黒にして、
         「描画色」を上側に表示します。
       ③ツールウインドーの「グラデーション」を選び、白の〇円を選び、画面の右上隅から
        左下隅に向けて、ドラッグしながら線をひき、マウスを話すと、ステンドグラスに
        右上からの光が差し込みます。

    11.黒の線を立体化して、本物のステンドグラス風に仕上げます。
       ①非表示の「線複製レイヤを表示にし、これの複製レイヤを作成し、「立体化」とします
       ②立体化レイヤで「フイルタ」⇒「アルファー操作」⇒「アルファ値からグレースケール
        作成」を実行します。次のようになりました。


           ③「フイルター」⇒「メディアン」で3x3で実行します。(線が細くなる)
        ④「フオイルタ」⇒「カラー」⇒「レベル補正」で下辺の三角を移動させ、「出力最少」を
         70、「出力最大」を128にしてOKします。
         この状態で、グレーの濃淡に変わりました。
        ⑤ 「フイルタ」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」を初期設定のまま実行します。
        ⑥「フイルタ」⇒「エンボス」で強さを5にして実行します。
        ⑦「立体化レイヤ」の合成モードを「ハードライト」にします。
        ⑧「フイルター」⇒「アルファー操作」⇒「他のレイヤと操作」を実行します。
        ⑨「フイルタ」⇒「カラー」⇒「民度・コントラストの調整」の「レベル補正」で、一番下の
         △を中心に持っていくと、黒線が浮かびあがった感じになるのを確認します。


        ⑩ 良ければ、レイヤの結合を行います。
          「レイヤ」⇒「表示レイヤを全て結合」で一つのレイヤにまとまりました。

      12.「保存」します。
          保存には2つの方法があります。
        ① 一つは、後で修正が可能な拡張子「apd」で保存します。
          これは、このステンドグラス風イラスト作業は複雑で何回もの手順が必要です、
           そのため、途中でトラブルもありますので、工程の途中で随時「ファイル」
           から「別名で保存」で、「apd」で保存します。
           11の⑨の状態(=すべての結合をする前)でも、念のため「apd」で保存する
           のも良いと思います。(筆者の私見)
        ② 二つ目は、前項の⑩の全て結合後で、「別名で保存」から、拡張子を「PNG」
           又は「BMP」で保存すれば、どこにでも使用する事ができます。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
    勉強会の様子です。

    
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
       
後  述
 
AzPainter2 で「ステンドガラス風イラスト」の作成は、
4年前にも一度実施されているが、参加者の顔ぶれも
大方変わっているので、参加者は新鮮に感じられた思います。
 
勉強会開始の初めに、らくさん講師から、
1、IDとパスワードの管理ソフトの紹介があった。
2.VOICEGEMのソフト(音声で話すと、相手の受信で音声で聞き取れる)の
実演があったが、会場の都合か上手くいかないようであった。
筆者は会場で自分あてに音声でテスト発信したが、
帰宅すると、届いており、「Listen」をクリックすると、
筆者の音声が流れてきました。
 
らくさん、これは面白いですね、書かなくても良いので、
ずぼら者には、もってこいのソフトですね。
 
らくさん、有難うございました。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
記述と参考図はしんちゃん
写真はこっこ亭さん
------------------------------------------------



       
       

                               

0 件のコメント:

コメントを投稿