2011年12月17日土曜日

第10回新技術研究会(デジタル放送の多様化と                 ネットワークの進化)

開催日時 平成23年12月14日(水)午後1時から4時半まで

開催場所 大阪産業創造館 6階D会議室

 者 (敬称略)

講   師  Teddy

参 加 者 NAGON、シマ、たかきみ、にっしゃん、SHIG、すみれ、WAKO、
          ろろ、まっさん、林檎、風子、Ami、らくさん、こっこ亭、しんちゃん、
          秀、悠、スカッパー、おごじょ、レールシティ、ストレインジャー、
          うさこ、キタノホマレ、もりひろ、granpa, (以上講師を含め26名)

学習項目

1.デジタル放送の多様化について

2.衛星デジタル放送の受信方法

3.AVネットワーク(DLNA)の進展

4.スマートホームの構想

5.TS抜きについて 

学習内容

1.  デジタル放送の多様化について

1)デジタル放送は地上波と衛星波に大別される

    地上放送は現在、東日本大震災被災3県を除きデジタル放送に全面
移行されている。

    衛星放送は赤道上の静止衛星から送信され、日本で、受信可能なもの
40個程度ある
  

2)衛星放送は国内衛星放送として4局、他の大部分は海外の衛星放送である。

代表的なものは

    JSAT2A    BSデジタル放送の送信。無料放送と有料放送がある。 

    JSAT3A,4A  スカパー(約400チャンネル)を送信。

    NSAT110    スカパーのうち一般的な約100チャンネルを送信。

④ Intel Sat8    香港の会社が打ち上げた衛星で、日本で受信可能な
         海外衛星の中で最大な出力でNHK World, BBC Asia等
             を送信。

 ⑤     Asia Sat3    香港籍の衛星で、VOA等が送信されている。

 ⑥ China Sat/Sino Sat

             中国の衛星放送で、日本の農村に多い中国からの花嫁に
    人気がある。

2.衛星デジタル放送の受信方法について

受信には基本的には衛星一つに対しアンテナ一つとチューナーが必要

1)パラボナアンテナ、②受信機(チューナー)、③同軸ケーブルと合波器と分波器が必要。(BS放送とスカパーE2は同じアンテナで受信ができる)

2)スカパー受信には  45cmのパラボナアンテナが必要。

      3)AsiaSat3受信には120cmのパラボナアンテナが必要。

      4)IntelSat8受信には120cmのパラボナアンテナが必要。

3.AVネットワーク(DLNA)の進展

1)LAN(Local Area Network)では

PCで録画を再生しても、画質は落ち綺麗でない

   2)AVネットワークの構築

LANに、テレビ、チューナー、レコーダー等のAV機器を接続して、
    AVネットワークを構築し、テレビで再生して見ると画質は非常に
    綺麗である。

   3)DLNADigital Living Network Allianceへの進展

     録画された映像を再生してみる場合に、家庭内の離れた部屋にある複数
 のテレビで映像を見る為には、更にDLNA の構築が必要である。

     極く最近発売のテレビには「DLNA対応」のものがある。

4)DLNA非対応からDLNA対応への処置

現在シニアの家庭でのテレビ等のAV機器はDLNA非対応であるので、
  これを対応型にするためには、次の①と②が必要である。

    LAN直結型DLNAサーバーの導入

      上記機器のハードディスクは内臓または外付けの機器を購入しラン
      でハブに接続する。

    DLNAクライアントの導入

      バッファロー製等の機器を購入し、テレビのMDMI端子にHDMI
      ケーブルで繋ぎ、LANのハブに、LANケーブルで繋ぐ。

    アップル発売のiTVもDLNAクライアント相当で、選択肢の一つである。

4.スマートホーム構想

PCネットワーク、AVネットワークが構築されれば、次に目指すのは
家庭内の電力機器類をそれらに繋ぐ、スマートホーム(ホームネット
ワーク)の構想である。

今年10月のCEATECの展示会で、家電業界の各社のブースで
スマートホームが中心テーマーとなった。

5.いわゆるTS抜きについて

1)日本のデジタル放送は、有料・無料ともにコピー規制がかかっている。

2)これは、tsファイルをコンテナーにいれて、アクセルコントロールを
  掛けている。

3)最近、ネット上でtsファイルを抜き出して行う仕組みが海外メーカーの
  手で行われ始めている。
    

4)これらのメーカーのチューナーを衛星アンテナ、LANに接続すると、
     無料の視聴が可能になる。但し、法的にはグレーゾンの商品である。
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当日の研究会の会場の様子をUstreamの
ハイライトで下記からご覧ください。
               


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後 述

日頃はパソコンを中心にした勉強会が主流であるが、

今回の新技術研究会では

デジタル放送の多様化とネットワークの進化について

最近のそれらの趨勢を詳しく聞くことができた。


Teddyさんのご自宅のアンテナ設備と

AVネットワークの構築から

海外放送の録画実例も拝見した。

Teddyさん有難うございました。

記述:しんちゃん

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なお当日の研究会終了後に

梅田・阪急グランドビル27F “咲くら”にて

23名が集い、忘年懇親会を行いました。

皆さんの明るいお顔をご覧ください。

写真はこっこ亭さん撮影です。
  以  上

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